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    「斑鳩に学び、斑鳩を創る」作文コンクールについて

    • [公開日:2020年11月30日]
    • [更新日:2020年11月30日]
    • ID:1950

    「斑鳩に学び、斑鳩を創る」作文コンクール受賞者表彰式について

     毎年開催している「子ども模擬議会」が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。そこで今年は「子ども模擬議会」の代わりに、町立学校の子どもたちが自分たちの住む地域で、見たり、聞いたり体験したりする活動をとおして、自ら発見した斑鳩町の魅力について「私たちが考えるまちづくり、私たちが創る十年後の斑鳩町」をテーマに「斑鳩に学び、斑鳩を創る」作文コンクールを実施しました。

    この度、作文コンクールの受賞者を決定し、10月27日(火)に町長賞、教育長賞の表彰式を開催しました。受賞者は次のとおりです。

     

    ・町長賞                         

     斑鳩小学校  6年生 安治隼平さん      

     斑鳩中学校  2年生 池永匡志さん       

    ・教育長賞                        

     斑鳩東小学校 6年生 澤井希明さん       

     斑鳩中学校  2年生 前田和花さん       

     斑鳩南中学校 1年生 延原香都さん

    ・佳作 

       斑鳩小学校  6年生 梶川颯姫さん

       斑鳩西小学校 4年生 松林茉奈さん

       斑鳩東小学校 6年生 岡本夏芽さん

       斑鳩中学校  2年生 吉田篤希さん

       斑鳩中学校  2年生 大石彩季さん



     

     町長賞 受賞作品


    「私たちが考えるまちづくり、私たちがつくる10年後の斑鳩町 」   斑鳩小学校 6年 安治 隼平

     総合学習で斑鳩町のことを調べて、斑鳩町の法隆寺・法起寺・パゴちゃん・竜田揚げなどのことを調べました。法隆寺や法起寺は、日本で初めて世界遺産に登録されたことを知り驚きました。僕の住んでいる斑鳩町は世界にほこれるすばらしい町だと感じました。

     僕は10年後の斑鳩町は、「災害に強い斑鳩町」になってほしいと思います。南海トラフ大地震や奈良盆地東縁断層帯の地震は、近いうちに起こるといわれています。想定されている震度は5から7といわれているので、斑鳩町も大きな被害が出るかもしれないと思います。また、異常気象によるごう雨などにより、大和川やとみお川や竜田川があふれるかもしれないです。今、斑鳩町は、いつ災害が起こってもおかしくないと思います。

     僕が災害について興味を持ったのは、2年前の大阪府北部地震で、僕は登校中、歩道橋の上で地震が発生しました。斑鳩町の震度は大阪より強くなかったみたいですが、この地震を体験して恐怖を感じました。この地震でいつ起こるかわからない災害に備えないと、という気持ちが強くなりました。

     僕が今できることは、災害・防災のことを身につけることと、災害に備えていろいろ準備することです。まず、ハザードマップで斑鳩町のきけんなところを、実際に行ってみたいです。また、近所を歩き回って、今災害があった時に、どんなきけんがあるかも確認していきたいです。ちょっと家の近くを歩いてみましたが、ブロック塀が思っていたより多くてびっくりしました。また、ひなん場所がどこにあって、どこにひなんするか家族で話し合うことも大切と思いました。

    防災グッズもそろえていかないと、と思いました。でも何を準備していけばよいか全然分からないので、これから調べていきたいです。

    災害について調べると「自助・共助・公助」という言葉がありました。大事なのが「自助」と「共助」で、一番大事なのは「自助」です。

    自分の命は自分で守る。そのためには、災害の時のために日ごろから備えが必要になります。また、助けが来るまでは自分たちの町は自分たちで助けること。

    いろいろ勉強して、災害に備えます。自分たちの防災意識が高まれば町全体の防災意識も高くなると思います。そうすれば、災害に強い斑鳩町になると思います。

     

     「斑鳩町のいいところと十年後」  斑鳩中学校 2年 池永 匡志

      斑鳩町には、沢山の伝統や文化財、綺麗な自然があります。

     まず、その中の引き継いでいく伝統に能があります。斑鳩町は能のシテ方の流派である金剛流の発祥地です。なので、僕は小学生の時に斑鳩小学校で能を学びました。初めて能を見たとき、とても迫力があって、この能の金剛流の発祥地が斑鳩町だと知り、とても誇らしいことだなと思いました。能を学んで嬉しかったし、とても貴重な体験をさせてもらったなと思いました。しかし、中学生になって違う小学校からきた人とも友達になっていろいろ話しているうちに斑鳩町では斑鳩小学校以外は能を学んでいないと聞き、改めて能を学んだことはとてもいい経験だったなと思いました。けど、どの学校でも能をすれば伝統は引き継がれるのになぜ、他の学校ではしないだろうとも思いました。

     次に、斑鳩町には世界文化遺産にも登録されている法隆寺地域の仏教建造物や藤ノ木古墳をはじめとする沢山の古墳などの文化財があります。その中の法隆寺は今から千三百年前に建てられたとされる世界最古の木造建築物ということや聖徳太子が建てたことなどで有名です。千三百年も前から建てられていて今も崩れずにあるということは、法隆寺は頑丈な作りになっていることと、千三百年の間壊れないように大事にされてきたということが分かります。その法隆寺の頑丈なつくりは現代の建物の設計にも役立っています。今までずっと大事にされてきた法隆寺を絶対に壊してはいけないと思います。藤ノ木古墳は多くの出土物が発掘され、昔のことを知る手掛かりとして国宝に指定されています。

     最後に三室山の桜や、竜田川沿いの紅葉、市街地の中の田園風景などの綺麗な自然や斑鳩町観光条例にそった歴史的まちなみがあります。三室山の桜は春になれば、ピンク色の美しい桜を咲かせます。そこで僕は昔、家族で花見をしたという思い出があります。竜田川沿いの紅葉は小さい頃に綺麗な紅葉を見ながら散歩をしたというような思い出があります。それらの綺麗な景観の自然を守っていくべき斑鳩町の姿だと思います。

     そこで、十年後の斑鳩町は伝統や文化財、自然豊かな景観、歴史的まちなみなどがいまよりも、もっと有名になって全国や世界の人たちに知ってもらったり、きれいになっていることを目指したいと思います。そのために今できることは、能の学習を斑鳩小学校以外の学校でもするようにして能の伝統を引き継ぐ、法隆寺の劣化してきているところを直す、歴史歴景観を崩さないような建物を建てる、自然を汚さないようにごみなどをポイ捨てしない、などの取り組みがあります。この中で自分だけでもできることは、能などの伝統を身近にいる小さな子たちに伝える、自然を汚さないようにごみなどをポイ捨てしない、などです。ポイ捨てをしないくらいは簡単にできるし、きたところがきれいだったらごみを持って帰ってくれると思います、なので、十年後の斑鳩町は今よりもっときれいになるために、僕は絶対にごみをポイ捨てしない、ごみが落ちていたら拾うということに気を付けたいと思います。そうすれば、自分の身のまわりからきれいになり次第に斑鳩町全体がきれいになっていくと思うからです。

     

     

     

    町長賞受賞の池永匡志さん(左)安治隼平さん(中)と中西町長(右)

    お問い合わせ

    斑鳩町役場 教育委員会事務局 総務課
    電話: 0745-74-1001(内線:232から235) ファックス: 0745-74-1011