(趣旨)

第1条　この要綱は、高齢者の移動手段の確保や生活意欲の維持及び交通事故時の被害軽減のため、自動車の新規登録後において誤発進防止装置を購入及び取付けする者に対し、その費用の一部を予算の範囲内において助成することに関し、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この要綱において、「誤発進防止装置」とは、自動車の停止時又は徐行時において、アクセルペダルが急激に踏み込まれたとき等に急発進を抑制することを目的に製造された装置(以下「対象装置」という。)をいう。

(助成対象者)

第3条　この要綱による助成金の交付を受けることができる者(以下「助成対象者」という。)は、次の各号のいずれにも該当する者とする。

(助成対象自動車)

第4条　この要綱による助成金の交付を受けることができる自動車は、次の各号のいずれにも該当するものとする。

(助成金の額等)

第5条　助成金の額は、対象装置に係る購入費及びその設置に直接要する費用の合計額(消費税及び地方消費税を含む。)に2分の1を乗じて得た額(その額に1円未満の端数が生じたときは、これを切り捨てる。)とし、3万円を限度とする。助成回数は、助成対象者1人につき1回1台までとする。

(交付申請)

第6条　助成金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、斑鳩町自動車誤発進防止装置設置費助成金交付申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添えて町長に提出しなければならない。ただし、第3号の書類は、町税納付状況照会承諾書(様式第2号)により町で確認できる場合は省略できるものとする。

(交付決定等)

第7条　町長は、前条の申請があつたときは、速やかにその内容を審査するとともに、助成金交付の可否を決定し、斑鳩町自動車誤発進防止装置設置費助成金交付(不交付)決定通知書(様式第3号)により申請者に通知するものとする。

(提出書類の記載事項等の変更)

第8条　交付の決定の通知を受けた者は、さきに提出した交付申請書の内容に変更を加えようとするときは、あらかじめその旨を町長に届け出て、その承認を受けなければならない。

(対象装置の購入)

第9条　交付決定者(前条の助成金の交付決定を受けた申請者をいう。以下同じ。)は、助成金の交付決定後、速やかに、対象装置を購入し取付けするものとする。

(助成金の請求及び支払)

第10条　前条の規定により対象装置を購入し取付けした交付決定者は、対象装置を取付けした日から起算して2か月を経過した日又は助成金の交付を受けようとする会計年度の3月31日のいずれか早い日までに、斑鳩町自動車誤発進防止装置設置費助成金実績報告書兼交付請求書(様式第4号)に次に掲げる書類を添えて、町長に請求するものとする。

(助成金交付の取消し)

第11条　町長は、交付決定者が次の各号のいずれかに該当するときは、助成金交付決定の全部又は一部を取り消すことができる。

(助成金の返還)

第12条　町長は、前条の規定により助成金の交付の決定を取り消した場合において、当該取消しに係る部分に関し、既に助成金が交付されているときは、その返還を命ずることができる。

(調査への協力)

第13条　助成金の交付を受けた者は、町長が対象装置の使用状況等について調査を行う場合はこれに協力しなければならない。

(その他)

第14条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は町長が別に定める。