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あしあと

    世界文化遺産

    • [公開日:2016年8月17日]
    • [更新日:2016年8月17日]
    • ID:44

    法隆寺地域の仏教建造物

    平成5年12月11日、「法隆寺地域の仏教建造物」が「姫路城」などとともに世界遺産リストに登録されたことから、国内で初めての世界遺産が誕生しました。
    法隆寺地域とは、文化財保護法による国史跡指定の「法隆寺旧境内」と「法起寺境内」の合計15.3ヘクタールのコアゾーンと、それらをとりまく形で、「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法」による歴史的風土保存区域と都市計画法に基く「奈良県風致地区条例」による風致地区の指定がなされている範囲の合計570.7ヘクタールのバッファゾーンを指し、それらを合計した五百八十六ヘクタールについては、法隆寺とともに行政的には文化財保護と都市整備の両セクションとによって文化財の保存や歴史的環境の保全を図っております。
    この登録に係る法隆寺の普遍的価値としては、国宝の金堂や五重塔をはじめとする世界最古の仏教木造建造物に、中国や朝鮮から伝えられその故地には残存していない七世紀の文化を垣間見ることができるだけでなく、奈良時代建立の東院夢殿をはじめ、江戸時代の建築様式をよく残している子院など、約千四百年間にわたる多くの仏教的建造物が存在し、現代にその歴史や文化を伝えている点にあります。まさに、我が国における建造物の博物館といってもよいでしょう。
    ところで、斑鳩町の町民憲章には「歴史と文化を大切にし、貴重な遺産を次の世代に伝えます」と掲げておりまして、世界遺産写真展や文化講演会等の開催のほか、世界ユースフォーラムでの協力や世界遺産会議の開催など世界遺産に対する啓発活動といったソフト面でのサポートに努める一方で、法隆寺と史跡藤ノ木古墳とを結ぶルートに対する歴史環境に適した道路整備や、法起寺周辺においては電線の地中埋設化事業を全国的でもいち早く取り組み、ハード面での歴史的景観の保全に努めております。
    最後に、平成15年はユネスコへの登録十周年記念の年であり、斑鳩町としましても記念講演会等の記念事業を実施しております。そして、日本初の世界文化遺産「法隆寺地域の仏教建造物」を有する町としての役割を果たしてまいりたいと考えております。

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    斑鳩町役場教育委員会事務局生涯学習課

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